筆者もこういうブログを書いて長いが、今のスポーツというのは、(このブログもそうだが)競技の世界での勝利が現金化の対象になったことで、下手をしたら子供会のスポーツ少年団から(特に子供を取り巻く大人が)勝利至上主義になってしまった。

そうした中で、特に日本はどのスポーツでも勝ち星にこだわるようになったが、やはりその動きが強いのはサッカーである。

実際にサッカーの指導者をやっている方も、今の時代情報はいくらでもあるから、(どこまで自分の望むチーム作りを具現化できるかは別問題だが)指導者が理想の青写真を考えることは、昔に比べて簡単になった。

そうした状況でよくサッカーの指導者が追い求める理想に「楽しいサッカー」がある。

サッカーは言い換えれば娯楽であるから、基本的に楽しいモノである。

しかし日本人の「真面目で勤勉」というメンタリティーが裏目に出て、必要以上にストイックになってチームを取り巻く監督や選手を苦しめるケースも(サッカー以外にも)よく聞く。

では楽しいサッカーとはなんぞや?という話だ。

結論から言えば楽しいサッカーの究極な形と言えば(月並みだが)「バルサのサッカー」である。

もっと言えばバルサのサッカーというのは、チーム内にアンタッチャブル(芸人の方ではなく、触れてはいけない不可侵で特別な存在という意味)な王様は必要なく11人全員が主役なチームが、楽しいサッカーの究極の完成形だ。

②ではもっと詳しく見ていきたい。