筆者もこういうブログを書くようになって3年が経ち、今までは興味のなかったスポーツも見るようになった。
格闘技に関してはボクシングや相撲の他に、(中学時代に経験のある)柔道や前からテレビでは見ていたレスリングも昨年(2015年)は観戦した。
しかし意外にもプロレスというのは未経験だった。自分にとってのプロレスというのを一言で表すと「歳の近い疎遠な従兄弟」みたいな感覚である。
どういうことかと言えば、疎遠な従兄弟というのは、普通の他人よりその個人的なデータや知識を頭の中に持ち合わせている。「あいつは中学時代に~部という部活をやって、~県に住んでいた」と言った具合に…。
しかしその疎遠な従兄弟が今何をやっているのかは、さっぱりわからない。そいつの情報が自分の脳内でアップデートされてない。
ボクシング教原理主義者だった筆者も、後楽園ホールのポスターで「プロレスのチケット代は4000円」「猪木さんの興行があそこである」などプロレスに対し、多少の知識はあった。
しかし誰かに「プロレスの魅力は?」と聞かれても、全くわからないとしか答えようがない。
そうした断片的な情報しかないプロレスという世界に今回飛び込んでみることにした。〈②に続く〉