筆者もこうしたスポーツビジネスのブログを書いてもう4年目だ。こうしたブログを書くようになって、スポーツビジネスというのはただ単に面白い試合を見せるだけでは商売として成立しなくて、試合以外の要素もスポーツを現金化するためには必要だと分かった。
スポーツの現金化として割と有名なのが、Jリーグのスタジアムグルメ(スタグル)があるが、スポーツ会場の現場では食欲という人間の本質的かつ根源的な欲望を刺激するというのは、スポーツビジネスとしては有効なメソッドである。
食欲以外に欲望を刺激するのは(言葉は悪いが)性欲だ。
ここでは女性アスリートについての欲望の刺激に関しては、当然割愛する。そうした記事を書けばこのブログが単なるセクハラに成り下がるし、作者の自分も嫌だ。ここでは男性アスリートに対しての女性ファンの欲望の刺激について述べたい。
今更筆者がドヤ顔で言うことではないが、昨年(2015年)のラグビーW杯での日本代表の大活躍&大ブレークは記憶に新しい。
野球やサッカーといったメジャー競技以外で、選手がその競技内のコミュニティ以外での知名度を上げるのは容易ではない。
そうしたジャンルのアスリートは競技を見せるだけではなく、競技以外で顔を売る必要がある。
今大会でラグビー人気が日本に定着しつつあるのは、大会の好成績を収めた上に五郎丸歩というどっから見ても正真正銘のイケメンだったから、五郎丸自身を話題の中枢に据えたことによって、ラグビーに全く接点の女性ファンに対して、五郎丸がキャッチーな人間となり爆発的にラグビー人気の種が日本中に拡散された。
そうした意味で競技の中にイケメンがいるのは、普及という概念からあるのないとでは、あった方が圧倒的なアドバンテージがある。〈②に続く〉