先日このブログでUPしたように、筆者は実業団バスケを見にいった。その会場の中でバスケ界のフリーペーパーが配布されていた。

そのフリーペーパーでバスケの選手が陸上の為末大と対談していた。

今年(2016年)秋から統一プロバスケリーグが日本でもスタートするが、それに対して発言力の重要性という意味で、為末大が「アスリートが発するコトバの力(ちから)は大きい」と言っていた。

実際にその言葉は正しい。今の時代ブログやSNSが発達して、今までは一部の上流階級の特権だった情報発信という作業も、今や下々の一般市民でも出来るようになった。

以前あるアメリカ人の社会学者が「今のアメリカでは子供の中で問題があったら『言葉で解決することが大切』だ、と教えている」と言っていたが、それはアメリカの小学校だけではなく、日本の社会人も同様だ。

前述のように今の時代はこれだけSNSが発達してコトバの力が(良くも悪くも)強くなっているのに、その割には英語力ばかり賞賛して、国語力を過小評価している傾向にある。

しかし、今の時代アスリートを含めた一般人か気軽に発信出来るようになった時代だからこそ、国語力を使ったコトバの力と言うのが、物凄い力になる時代なのである。

それは我々のような一般市民でもそうなのだが、いわゆる肉体派エリートと呼ばれるプロのアスリートはその何十倍の力を発するのである。しかしアスリートは皆その力に気付いていないのだ。〈②に続く〉