冒頭のこの2つの対比は何だ?と言う話だが、またおいおい話すとして、何はともあれアビスパ福岡である。
福岡と言う街でプロスポーツチームと言ったら、言わずもがな福岡ソフトバンクホークスである。
以前、スポーツビジネスの新書で福岡市内におけるホークスの存在感と言ったらそりゃあもう、ハンパないと言う話があった。
当時在籍していた川崎宗則の地元での人気や知名度がSMAP並みとも言っていて、よくサッカーの代表のイケメン選手が女性誌で特集を組まれたりするが、ホークスも地元誌で似たような特集が組まれると言う。
もともと九州はスポーツ熱がアツい土地柄で、熱狂的なスポーツファンは多い。
ホークスはそうした九州全土の野球ファンの熱狂の受け皿となって、いわば九州のシンボル的な存在となっている。
そうした中で、ホークスは昨年(2015年)の日本シリーズも圧倒的な力で制して、九州のみならず日本中の野球ファンに、その存在感を示している。
そんな中で、アビスパ福岡である。もともとアビスパと言うクラブは静岡県にあったJSL(実業団リーグ)のクラブが福岡に移転して出来た「国替え」のチームであり、地元の生え抜きのクラブではないのである。
それでもホークスもともと大阪の南海から来た球団だが、地元出身のネット長者が球団を買い取って、チームの強化に成功すれば地元ファンもそんなチームについていくだろう。
しかし、アビスパは正直さえなかった(ジェフに言われたくはなかろうが)。そんな2011年にあるニュースがネットに流れた。〈②に続く〉