筆者もこうしたスポーツのブログを書くようになって丸3年になり、スポーツにまつわるいろいろなモノも見えてくるようになった。
その中で、どんなスポーツに対してもそうだが、先天的な素質に恵まれたスポーツ選手、すなわち「天才アスリート」という存在が、どうしても出てくる。
以前大相撲で、元大関の栃東さんが「相撲における天才とは普通の力士では難しい姿勢からでも技をかけられるのが、相撲における天才だ。若・貴だと兄の方が天才型だった」と言っていたし、別の柔道家も「不利な体勢で不慣れな技でも、一瞬の反応で技ありや有効を取れるのが柔道における天才」とも言っていた。
もちろんひと口に天才と言っても、求められる能力は競技によって当然違う。陸上でも短距離走では筋肉隆々な身体で瞬発力重視の白い速筋繊維が求められる一方で、長距離走では無駄な筋肉を削ぎ落とした上での赤い色の遅筋繊維が求められる。競技によって必要な能力は変わっていく。
しかし、どんな世界でもそうした生まれ持った先天的な素質を持つ天才アスリートが存在するというのは確かだ。
だが、そうした誰もが羨む素質を持った天才アスリートも前にも述べたが、全員が全員出世する訳ではない。実は天才アスリートの行く手を阻む存在がいるのも事実だ。
そんな天才アスリートの出世街道を阻む存在とは何なのか?②で詳しく述べたい。