今年(2016年)はリオ五輪もあり、普段は失礼ながらマイナーと言う立場に甘んじているスポーツでも、今年は4年に1度の晴れの舞台と言うこともあって、おそらく筆者のような一般人の知らないところで皆、アスリート達は汗を流していることであろう。
それにしても、2008年の北京五輪辺りから日本でもマイナー競技でのメダル獲得が目立つようになった。
一方でそれまで日本のお家芸であった男子柔道などで2012年のロンドン五輪でも金メダル0など、勝ち頭であった競技でのメダル獲得が以前ほど計算できなくなってきた。
以前このブログで、高校サッカー日本対して「名門の古豪化」と称し、それまで県内サッカー界の「絶対王朝」だった高校が、県予選がフリーパスだったのがまさかの予選敗退というのが目立つようになってきた、という話をした。
ある意味今の五輪競技での「名門の古豪化」というのも「戦力の分散&均一化」が進み、前ほど絶対的な強豪国というのが減ってきた感じがする。
高校サッカーの場合、それまで一部の好事家だけの世界であったサッカー界が、高校サッカーを強化することにより県内サッカーレベルが有力な指導者の招聘(しょうへい)などにより、強豪校が突出して強かったアンバランスな勢力地図が、こうした有能な指導者が増えて戦力が均一化していった。
しかし、五輪競技での戦力の分散&均一化というのは、有能な指導者(もいるのだろうが)よりも、むしろYouTubeのようなネット動画の急速な拡大が、五輪競技の世界で戦力が分散&均一化していった感がある。
②でもこの流れを見ていきたい。