①では今のプロスポーツのマスコットキャラクターについてを私的な感情てんこ盛りで表現した訳だが、②ではその「ズルいっ‼︎」と呼ぶ理由を伝えたい。

①でも見せたが、J2の愛媛FCのマスコットのオーレ君は、前回のブログ写真を見れば分かるように「プロ」のクリエイターが作ったモノで素人が考えたジェフィとは、キャラの完成度に雲泥の差を感じる。

それだけだったら、筆者も羨ましいとは思ってもそこまでやっかみはネット上では見せない。

愛媛FCは能田達規と言う本命がいながら、プロサッカーのユース選手が主人公の漫画「アオアシ」の作画である小林有吾(愛媛出身・愛媛の話も作中にある)と言う、もう一人の恋人候補がいるのだ!

それがどれだけ恵まれているかと言えば、恋愛で例えれば主人公の青年誌のラブコメ漫画で、優しいだけが取り柄の優柔不断な若い男が、その普通の男(愛媛FC)に広瀬すず(能田達規)と山本美月(小林有吾)クラスの上玉2人のうち、どっちかを選ばないといけないと言うシチュエーションだけど、どっちも好きだから決められない、と言うくらい羨ましい贅沢な悩みである。

要は能田達規と小林有吾と言うのがクリエイターとしての「格」を、女性に例えればそれだけの上玉である、と言いたいのだ。

本来の仕事ではないクラブのマスコット作りと言う仕事で頭を悩ませるJクラブから見れば、愛媛FCのマスコット作成環境で言えば、恋愛で例えれば上記(わかり辛い?)のようないわば天の恵みである。

同じことは川崎にも言える。川崎サポで言えば、今をときめくGIANT  KILLINGの作画のツジトモが川崎サポで、マスコットのキャラデザインはやってないが、川崎フロンターレのパンフを手掛けたりしていて、他のJクラブから見れば天国みたいな環境である。

これだけでも羨ましいのに、日本初のリアル高校サッカー漫画「オフサイド」も作者・塀内夏子が主人公の高校が私立川崎高校と言う縁もあって、等々力でのフロンターレの試合開催ポスターを手掛けてもらっている。フロンターレもこうして愛媛同様に恋人が2人いるような状態だ。

ただでさえ面白いサッカー漫画を書いてブレイクするなんて、宝クジ一等を当てるより難しいのに「この富の偏在はズルいっ‼︎」と政治的な怒りを感じる次第である(笑)。

こうして極私的マスコット論も終わりにするが、筆者の愛するジェフ千葉のサポにもGIANT  KILLINGの構成担当の綱本将也がいるのは内緒である。