今回のテーマは「スポーツの現金化」と称しているが、スポーツビジネスというより、昔書いていた社会問題系のブログに近いがあらかじめご容赦願いたい。
少し前の話だが昨年(2015年)末にボクシング世界王者の井上尚弥が結婚した。まだ22歳でである。
この時ボクシングの掲示板ではちょっとした祭りになっていたが、筆者はこうした結婚について考える部分もあった。
先に断っておくが井上の結婚自体は100%祝福すべきもので、disるつもりは毛頭ない。念のため。
井上の結婚も早かったがスポーツエリートの結婚で早かったのは、サッカー日本代表でG大阪の宇佐美貴史が先駆けだろう。確か20歳で結婚して、相手は女優で姉さん女房だった(しかし宇佐美の嫁の年齢は当時21歳)。
これはかなり話題になったが、サッカーで23歳以下の五輪代表の選手でもその後どんどん鈴木武蔵や遠藤航などの若年層での結婚が目立った。
何度も言うが彼らの結婚にケチを付ける気は全くない。筆者が言いたいのはそこではない。
今の時代、20代前半で結婚を考えることが出来るのは彼らのようなごくごく少数の0.01%のスポーツエリートだけで、残りの99%強の若者は「当たり前のように」結婚を諦めるか先延ばしにするしかない社会になった。そうした社会に未来があるのか?という話である。〈②に続く〉