今回のブログタイトルにある「プロとアマ」。筆者のブログの本質を追求するようなテーマである。しかしこれほど再三色々な世界で討論されながら、答えが出なかったテーマもない。今回はこれについて考えてみたい。

まずプロとアマと言う定義だが、普通はプロは試合の結果=お給料で、アマチュアは試合の結果がどれだけよくてもサラリーには反映されない、と思う人も多い。

しかし、サッカーだと大学に籍を置きながらプロの試合に出られたり、サッカーを教わってプレーするユースの選手でもプロの試合に出られるので、この定義に当てはまらないケースもある。

そのため、今回はプロの試合に出られる人は給料をもらっていない未成年や学生の立場でも便宜上プロということにした。

そんなプロの定義からスタートさせたが、アマチュアの世界でプレーしていた人はどの競技でもプロの水の冷たさ(厳しさ)を異口同音に口にする。

以前相撲の世界でアマエリートとプロの幕下では実力差が縮んできたという話をしたが、それでもプロ格闘技の世界にアマエリートが身を置くと、プロの(文字通り)「殺気」には驚いたと皆述べる。

また野球の山本昌も「プロとアマでは消費される体力が桁違いだ。アマチュアの高校の時は連投も普通だったが、プロになると相手打者も生活がかかっているし、体感する重圧が凄い。だからプロのマウンドでは甲子園のような連投は無理だ」と仰っていた。

プロとアマの違いには色々あるが、1つに「体感する重圧」が違うのかもしれない。〈②に続く〉