今回のブログは「スポーツの現金化」とあるが、序盤の①はスポーツの話がないが、②に繋がるスポーツネタの前振りなので読者の皆様はどうかご静聴を願いたい。

唐突だが筆者は漫画を読む。このブログの読者なら分かるかもしれないが、ブログの中身に漫画のネタを使うことも多々ある。一昨年(2014年)までのこのブログはスポーツビジネス専門ではなく、漫画ネタの記事もあった。

だから本当は漫画のブログをやりたいが、テーマを1つに絞るために今は漫画ブログは封印している。

そうして漫画専門書店もよく行くが、最近の書店に魅力を感じづらくなった。

というのも、どこの書店も大々的に売り出しているのは、「ONE PIECE」「銀の匙」「進撃の巨人」「弱虫ペダル」ばかりだ。

誤解してもらいたくないが筆者はこれらの漫画を大体目を通したが、この4作品はみな名作である。実際に面白かった。

しかしこうした作品は今さら本屋にドヤ顔されながら紹介されなくてもみな知っている。本屋の魅力は本来、全く想像してない意外性の塊のような漫画との出会いに本屋の価値がある。しかし最近の書店はリスク回避の傾向が強いので、無名の新人が出づらくなった。

また書店も客もみなネットでの炎上や打ち切りなどの失敗したくないし損をしたくないという消極的な態度で、結果どこの書店も個性の時代と言われながら、売っている中身が均一化が加速して没個性街道まっしぐら。そして上記の4作品はネットや新古書店の方が安いから、新刊書店の売り上げも急降下だ。

こうした個性の尊重が叫ばれる時代を逆行するような、均一化社会の根源は何なのか?というのが今回のブログタイトルである「『成功したい』と『失敗しない』の差」というモノだ。みな失敗したくないという気持ちが過度に高くて、安全で手堅い無難な選択=最善の判断、ということになっている。今回スポーツと関係ない漫画ネタだったが、実はそうした「失敗したくない」という判断が漫画書店の没個性化と同様にスポーツもつまらなくしている。

今日のブログではスポーツビジネスのネタがなかったが、前述の通り②への前振りなどで次回はそれを紹介したい。