このブログがupされる頃には春の訪れがきているだろうが(2016年1月9日執筆)、筆者が今スポーツビジネスとして興味があるのは、冬の注目競技のフィギュアスケートだ。
4月にもまだフィギュアの大会はやっているが、この競技は他のスポーツ以上に熱烈なファンの支持によって成り立っていて、下手な生兵法で入ると大火傷することもあり、意図的に避けていたスポーツでもあった。
しかし筆者もまだフィギュアそのものの生観戦はないが、この競技について感じる部分もあるので見ていきたい。
筆者は(どうしても増えてしまうが)サッカーとボクシングをバックボーンとしたスポーツビジネスのブログなのだが、こうしたブログにする以上出来るだけ色々なスポーツを見て感じたことを表現するように努めている。
そんな中で冬のスケート競技だが、それまで全く興味のないジャンルだったが、最初筆者はスケートだとアイスホッケーに興味を持つようになった。そうして昨年(2015年)は首都圏では代表的なスケートリンクである東京都西東京市にあるダイドードリンコアイスアリーナと横浜市の新横浜スケートセンターに行くことが出来た。
共にこれらのリンクは首都圏を代表するリンクだと聞いて、(筆者のイメージとして)かなり大きな場所という先入観で行った。
…ところが…
これらの2つのリンクはかなりこじんまりというか、首都圏のスケートファン全員を受け入れられりような収容人数のあるスケートリンクには見えなかった。
もっと言えばここ何年かの冬季五輪での成績が急降下しているアイスホッケーはそこまでファンはいないかもしれないが、2006年のトリノ五輪で荒川静香が金メダルをとってから、バンクーバー→ソチと好成績を挙げて人気ぐ急上昇しているフィギュアスケートのファンを全て受け入れられるような大型アイスアリーナには見えなかった。
聞けば新横浜のリンクの収容人数はたった1800人と、注目度が高い人気競技とは思えないくらい小規模なリンクだ。
こうした小規模なリンクしかない首都圏のスケート事情に対し、膨張するフィギュア人気の下支えは可能なのか?と感じた。〈②に続く〉