①では世代交代という悲しい(というより寂しい)現実について色々述べたわけだが、②ではその世代交代という現実を受け入れないともっと悲惨な目に遭うことについて述べたい。
①でも述べたが巨人軍というプロ野球の伝統ある名門球団でも、その世代交代という厳しい現実という苦しい悩みは直面させられる。
巨人のような資金力もあり補強などで色々言われながらも、コンスタントに結果を残したいる球団にとってもこれは頭の痛い悩みだ。この課題は巨人に限らず12球団全てに共通する。読者自身のお気に入り球団に当てはめて考えであるもらいたい。
そのチームの監督としては144試合全部勝ちたい。結果を残したい。そして、それなら事実それまで結果を残し続けてくれた選手を使いたい。それが無難だ。無理に冒険する必要はない。
仮にその選手がチャンスに凡退しても「あいつで駄目なら仕方ない」とファンも納得してくれる。
…しかし…
その「甘え」は永久には通用しない。その主力選手ももちろん人間だ。毎年もれなく1年ずつ年を重ねる。
本人も監督も「まだまだ若いっ!」と意気込んでもいつの間にか打球を追うボールへの反射速度が微妙に衰えてる、捕球するにも身体をいまいち反応しない。
選手や首脳陣は気づいていないがファンは気づいている。というより、当人達も気づいているが、「衰え」というその現実を受け入れることが出来ない。
そこで現れるのが「世代交代」だ。
それまで戦友のように一蓮托上のように戦った仲間を自分の手で切る。それが「世代交代」である。
そうした世代交代&戦力外通告(もしくはトレード)に古参のファンは「あの戦力外について自分(ファン)は絶対に許せないっ!」と感情のもつれを抱くことになる。
世代交代については今回は野球について書いたが、筆者の見るサッカーでも同様の話は山のようにある。いずれまた書く機会があれば書きたい。