先日、筆者がアメブロの読者登録をしているプロスポーツのブログからこんなニュースが届いた。
「鹿児島ユナイテッドFC J3参戦」
筆者はこの報を知ったとき、「とうとう鹿児島にもJクラブが誕生したか…」と感慨深くなった。
というのも、そもそも九州という地域は様々なカテゴリーでサッカーが盛んないわば「サッカーどころ」な場所だ。
高校サッカーでは福岡の筑陽学園(久保竜彦の母校)や長友佑都の母校の東福岡、長崎にはあの超名門の国見、熊本には元日本代表の巻誠一郎の大津と強豪がわんさかある。
また大学サッカーには福岡大学という日本代表の快足FW永井謙佑を輩出した名門もある。
もちろんJリーグでも2016シーズンではJ1でサガン鳥栖とアビスパ福岡、J2ではギラヴァンツ北九州やロアッソ熊本にV・ファーレン長崎もあるし、J3に降格したもののナビスコ杯優勝経験のある大分トリニータもある。
ざっと考えただけでも、これだけのサッカー名門校やプロクラブがある。
そんな中で鹿児島県である。鹿児島は高校サッカーでは名門校が多数ある。元日本代表FW城彰二やボランチの遠藤保仁を輩出した全国優勝経験のある古豪の鹿児島実業に、男女とも高校サッカーで急速に力をつけた神村学園、そして現役日本代表FWの大迫勇也(現FCケルン)の母校の鹿児島城西。
大学でも国立の鹿屋体育大学もあって、鹿児島には学生サッカーの基盤にはむしろ他の県が羨むくらい強い土台がある。
しかし、鹿児島には今までそうした優秀なアマチュア選手をプロのトップチームで戦わせる「受け皿」がなかった。
そこにきて「鹿児島ユナイテッドFC J3昇格」である。〈②に続く〉