このブログを書いているのは正月(2016年1月2日執筆)だが、upする頃にはもうシーズンは始まっているはずだ。

しかし筆者もこのブログを2年半以上書いている身分として思うところがあるのだが、今のJリーグの過密日程はやり過ぎだ。

昨年(2015年)のサンフレッチェ広島は11月の末にJリーグが終了して、12月からCSに突入。月の最初に週2回の試合。そこでJリーグ王者になった後、CWCに入る。そこでオセアニア王者やアフリカ王者を撃破したあとに、南米の名門リバープレートと対戦。

地球の反対側からやって来たアルヘンティーナ達も移動はキツかったのだろうが、広島の選手も明らかな勤続疲労が蓄積していた。

リバープレートとの激闘からの敗戦のあとに、最後は中国の広州恒大との3位決定戦に勝利。

その後に天皇杯の準々決勝と準決勝を戦い、昨シーズンを終了。

ただでさえシーズン終盤は疲労の蓄積が溜まって、チームはベストメンバーを組めないのにこの日程。あまりにもサッカーという世界がビジネスありきになって、商品であるサッカー選手の「オーバーホール」をする休養期間がないがしろにされている。

先日みたテレビ番組で時計の修理職人の方が「時計の修理にはどんな時計でも修理できる自信はあるが、機械の使い捨て時代の激流にはあがなえなかった」と仰っていたが、今のサッカービジネスという世界もこの日程だと使い捨て商品のようになっている。

知っての通りサッカー選手というのは週1回の試合のために、一週間かけて「(料理で言う)下ごしらえ」をするのだが、今のJリーグの日程はお金が儲かれば地味な修理や下ごしらえなどどうでも良い、と言った感じだ。

②でもJリーグの過密日程について述べていきたい。