ここまでボクシング、大相撲ときたが、次はバスケットで見てみたい。

昨年(2015年)の5月に筆者は独立系プロバスケットリーグのbjリーグのファイナルを見に行った。

厳密にはファイナルの初日の準決勝を見たのだが、以前にも述べたがbjリーグの有明コロシアムのファイナルは大盛況であった。

このファイナリストの4チームに秋田ノーザンハピネッツという強豪チームがあった。

ハピネッツはこのファイナルには常連だと言うが、コロシアムの売店では秋田県の物産展やなまはげもあって、秋田県というイメージを首都圏の人間にも強くアピールしているのが感じられた。

野外のスペースには屋台もあって、そこにはB級グルメの秋田県王者である横手焼きそばのブースもあった。

横手焼きそばなら筆者の溺愛するJ2ジェフ千葉の本拠地のフクアリでも食べられるが、このファイナルでは「秋田」ノーザンハピネッツである。当然ブランディング力に違いがあると筆者は感じた。

…しかし…

特にbjリーグの運営側からは目立った横手焼きそばのアピールは無く、ここで食べたのは普通の横手焼きそばだった。

せっかく秋田県のチームが来ていて横手焼きそばが食べられるのなら、もっと秋田県をアピールするような焼きそばの名店を中央にアピールするべきだし、秋田県の物産展の商品やハピネッツのグッズ、焼きそばを3つセットのスタンプラリーにして購入すれば、秋田県の物産の特典をプレゼント(例…抽選で2名にあきたこまち10kg贈呈)など、ここにもスポーツ会場というコンテンツを使った現金化が可能なサービスが眠っていた。

bjの場合ハピネッツがファイナル進出しないと意味はないし、今年(2016年)秋からのプロバスケット統一リーグ、Bリーグでもハピネッツがどこまで食い込むかは未知数だが、こうした現金化のチャンスは眠っている。

①から③まで食を使った現金化可能なサービスについて考えてみたが他の部分も見ていきたい。