昨年(2015年)は色々なスポーツを見て回り、スポーツビジネス(スポビズ)という観点からも様々な知見や発見のあった年だった。

もちろん、一方でブログが脱線した影響もあって読者数が減ってしまった部分もあり、このブログ運営も3年目から4年目にかけた今現在ももっとしっかりとしたブログ記事を書きたい。

話を戻すが、今日の冒頭にタイトルにある「現金化が可能なサービス」とあったが、今スポビズというジャンルでブログを書き、スポーツの現金化を考えている上で、スポーツの会場を見て回って、現金化という観点で消化不良な点も見えたところもある。せっかくスポーツの現金化というテーマでブログを書く身なのでそこを今回は考えたい。

まずは食から見ていきたいが、Jリーグのファンやサポーターなら、アウェイの遠征時にせっかく遠方まで来たのだから色々とサッカー以外のモノも楽しみたい、と考えるのが普通だ。

そうしたサポがアウェイで楽しみにしているのが「スタグル(スタジアムグルメ)」という、地元の名産を使った食べ物だ。

Jのスタグルに関してはまた別の機会に譲るが、こういうスポーツ会場に来た時の飲食サービスというのは、チームのある地元の重要な現金収入になる。

筆者がここで述べたいのは、東京や大阪のサッカー以外のスポーツ会場でもこうした会場名物のスタグルを作るということである。

例えば、ボクサーにとっての後楽園ホールやラガーマンにとっての花園や秩父宮など、競技特有の「聖地」がある。

ラグビーについてはまだ行ったことがなく、これから会場にいきたいので後の機会に回すが、ボクシングの場合は後楽園ホールにも会場に対する絶対的なブランディング力があるので、そうした異業種でもスタグルを考えた方が、会場や興行主の現金収入に繋がると訴えたことがあった。

もちろん後楽園ホールにも売店があり、飲食物の提供は可能だが「後楽園ホールに来てこれを食べたっ!」という名物はない。それを考慮しての提案だった。

…ところが…

ボクシング関係者は筆者の意見に対して「馬鹿なことを」と鼻で笑い、そのくせチケットが売れないことに関して「上の人間は下々(しもじも)の人間を考えてない」と関係者同士で傷を舐めあっていた。

愚痴みたいなことになり申し訳なかったが、スポビズいう商売は今や競技を見せるだけでは成立せず、スタグルや物販・試合前のイベントなどで盛り上げる必要がある。そうした要素がこれからのスポビズには必要で、異業種の成功例を紹介したのにボクシング界はこのザマである。

誰も聞きたくない愚痴はここまでにして、話を元に戻すが他のスポーツにも現金収入できる要素があるので、②以降に考えていきたい。