唐突だが、今筆者がハマっている漫画が幾つかある。そのなかに「31☆アイドリーム」という漫画である。
先に断わっておくが、この漫画はアラサー女子向けの少女(?)漫画でスポーツ的な要素は全くない。「おいっ!独眼鉄!また得意の脱線か⁈」と思うかもしれないが、なら何故この漫画をブログのネタにしたのか?という話である。
この漫画は冴えないアラサー女子が恋も仕事もどん詰まりでそんな自殺も考えた中で、若返りの薬を使って15歳に若返ってアイドルを目指すというアラサー女子のロマンのような漫画だ。
この作品の中で主人公の娘のセリフにも作者のあとがきにもあったが、「今の若い娘は、AKB48みたいなアイドルになるとっかかりが昔に比べて敷居が低くなり、チャレンジするチャンスが増えて羨ましい」とあった。
言われてみれば今の時代はアイドルになる垣根が前ほど無くなり、チャンスや敷居が低くなった感がある。
今更誰でも知ってることだが、AKB48も本来会えるチャンスがほとんどないアイドルの女の子が秋葉原に行けば会えるというコンセプトで始めたご当地アイドルの形が、爆発的にヒットしたアイドルユニットである。もっともこの話は筆者がこんな場末のブログで言わなくても知られた話であるが。
さてそんな本来スポーツビジネスのブログに、そんなところに場違いなアイドルユニットの成功譚を紹介したのは他でもない。女のロマンがアイドルユニットなら男のロマンは当然プロ野球選手で異論はなかろう。
こうしたプロ野球選手というのもアイドル同様に昔に比べて(アイドルより絶対数は限られるが)、敷居が低くなった。その原因というのは育成選手という存在である。
ここからようやくスポーツビジネス的な話になっていくが、続きは②でもう少し掘り下げて考えたい。