前回ブログで述べたように、先日筆者は墨田区体育館でハンドボールの試合を見に行った。この体育館ではハンドボール以外にもフットサルFリーグのフウガドールすみだの本拠地であったり、まだ見に行ってないが、バレーボールVリーグのFC東京のバレーのチーム、プロバスケの日立サンロッカーズ東京・トヨタ自動車東京アルバルクなど様々なチームがここで試合をしている。

しかしこの体育館はあまり商売っ気がないと言うが、スポーツビジネスという観点から見ると素人臭いアマチュアの運営に見えた。

もちろんこの体育館は清潔だし、おそらく体育館をフィットネスジムとして利用するなら職員も親切丁寧に対応するだろう。

しかし筆者の論点はそこではないし、この問題は体育館の窓口にいる受付嬢の問題でもない。

では何が問題なのかという話だが、これだけ墨田区体育館という施設は潜在能力が高いスタジアムなのに、(筆者のブログのタイトルでもある)スポーツの現金化という意識が全くと言っていいほど皆無なのである。

筆者も他の体育館を詳しく知っている訳でもないが、これはスポーツビジネスという観点のみならず、(大袈裟な言い方かもしれないが)地方行政や自治体行政にも関連する極めて大きな問題でもある。

と言うのも今更筆者がドヤ顔で話すことでもないが、今の時代自治体の地方債というのはこれ以上発行は無理なところまで来ている。

そうすれば自治体の中にある公営の施設から現金収入を高めるということは、自治体の首長にとっても悪い話ではないし(黒字化した施設を建設したということで、選挙でもポイントが稼げる)、利益率が高ければ区民としてもトクをする。いわばWin-Winの関係になる。

しかしそうした発想は今のところまるでない。②でももう少し述べる。