①では日本国内におけるアスリートのグローバル化やボーダーレス化について述べた訳だが、他の競技でもこの流れはあるのでそれを見ていこう。

やはり日本のスポーツ界で多国籍化が進んでいるのはサッカー界である。①でジェフのFWでハーフの選手が世代別代表に選出された話を述べたが、もっと有名な選手はいっぱいいる。

世代別どころかA代表に呼ばれたSBの酒井高徳(新潟ユース出身)は日本人とドイツ人のハーフだし、新潟から水戸へレンタルで移籍している鈴木武蔵は日本人とジャマイカ人のハーフだ。また新潟には舞行龍(マイケル)ジェームズというニュージーランド出身(日本に帰化)のDFもいる。新潟はかなり国際化している。

また横浜F・マリノスにいる熊谷アンドリューは日本人とスリランカ人のハーフである。

他の競技にもハーフはいる。相撲だと幕内力士だと高安は日本人とフィリピン人のハーフだし、怪我で幕下まで落ちたが舛ノ山も日比のハーフである。フィリピン人(日本人男性とフィリピン人女性の組み合わせが多い)というのは総じて小柄な人が多いが、それでよくあれだけ将来の大柄な力士になれる赤ん坊を産めたと感じる。

女子柔道で出口クリスタという選手もいるが、世界ジュニア選手権にも選出される本格派なのだがこの娘は日本とカナダのハーフである(余談だが、この出口という選手はショートカットで彫りが深く、目がクリッと大きくてホラン千秋に似て可愛い。ハーフには美人が多いがこの娘も例外ではない。武田梨奈の頭突きで天寿を全うするのを夢見る筆者としては、出口みたいな娘に三角絞めされて痛みにのたうち回れるなら本望である)。

こうして色々なスポーツでアスリートの多国籍化&ボーダーレス化が進んでいるが、こうやって見ているともう日本が単一民族ではないというのがよく分かる。日本全体がハイブリッド化しつつあるのだ。