今たまたま見ていたネットのプロ野球ニュースでドラフトの有力選手の記事があった(2015年10月7日執筆)。

その中で2015年のドラフトには高校時代には甲子園の土を踏んでいない選手が、進学した大学の野球部で急成長を果たし、ドラフト候補に挙がった選手が多い、とあった。

野球でもそうだがサッカー漫画のGIANT KILLINGの椿大介が、高校時代はサッカー強豪校の控えで全国的には無名で、高卒の社会人チーム経由でプロ入りして、プロ1年目から1部リーグのレギュラー抜擢→五輪代表→A代表というシンデレラストーリーという話があったが、野球の世界では高校時代に無名選手がプロ入り後に1軍で活躍できる選手が本当にいるのである。

野球漫画のグラゼニでも文京モップスに移籍した凡田夏之介が、高校3年の時の甲子園優勝投手だった鳥海という選手が六大学からモップス入りしたものの、出場機会に恵まれずにいて、同期でも高校時代無名だった凡田に出世レースの先頭を越されているという話もあったが、以前にも話したがスポーツには「プロ向き」という選手はいる。

翻って現実の世界では、今年のドラフトにはそうしたプロ向きの選手が多いらしい。

高校時代に無名の選手が大学で「化けた」選手の代表例と言えば、やはり上原浩治であろう。

前にアスリートのバイト生活の話でも書いたが、上原は高校時代はプロ指名どころか大学の推薦もなく、浪人して工事現場でバイトしながら受験勉強したのは知られた話だ。

上原も大学進学後に急成長して巨人のドラ1から日本球界のエース→ボストンレッドソックスの絶対的守護神とスターダムを駆け上がった。

実際の世界で高校時代に無名選手だったプレーヤーが大学や独立リーグなどで飛躍するという話はまだ他にもある。②ではもう少し掘り下げて考えたい。