先日筆者が最大限のリスペクトをしているプロサッカー漫画家の能田達規の「マネーフットボール①」を読んだ。

少しグ◯ゼニのサッカー版のようなイメージが拭えない部分もあるが、能田達規なので中身は保証されていると思って買った(この漫画は良い意味で期待を裏切るので、興味のある方は読んで損は無い)。

この漫画は愛媛のプロサッカーの2部リーグに所属している右SBの選手の話だが、同じポジションのライバルに筆者は興味が湧いた。

その選手は実質4部のアマチュアリーグから主人公の所属する2部のチームにプロ契約をセレクションから勝ち取った苦労人だ。

その選手はアマチュア時代は昼間は工場の生産ラインで働きながらサッカーをしていて夜に練習をして、自分の時間は全くなかった。

そうした環境から這い上がってきた選手なので、2部のプロ契約の生活は「サッカーだけで生活できるなんて夢のようだ。死ぬ気でやります」とサッカーだけの生活が天国だと感じていた。

では実際の世界においてそういうサッカー選手というのが存在しているのか?という話である。

答えは「YES」だ。というより日本のサッカー界の底辺というのは無名のアマチュアサッカー選手の下支えによって成り立っていると言っても過言ではない。

で、今回のブログのタイトルに繋がるのだが、2015シーズンのJ1所属の松本山雅FCで10番をつけている塩沢勝吾という選手は3部時代のアマチュアリーグ(2009年)のJFLで得点王になった選手だった。

塩沢もまた前述の選手の話と同様にこの時は昼間は別の仕事をしながら、サッカーをやっていた。

④では塩沢のアマチュア時代をもう少し詳しく述べたい。