筆者の行く某書店がある。その書店では普通の本も漫画も蔵書量が多く、そして普通の本屋にはない本や漫画も結構あって非常に助かっている。筆者がサッカーの聖書として崇拝する古谷野孝雄の「ANGEL VOICE」もこの本屋で最初に偶然見つけた漫画だ。
そこの漫画コーナーのMさんという大柄な男の店員さんがいる。大柄ではあるが、パッと見文化系の感じの店員さんだ。
その本屋とはかれこれ10年以上通っているが、そのMさんがいきなり激ヤセした。
筆者は慌てて「Mさん!どうしたの?病気⁈」と訊くと、Mさんは自分は最近オフロードの自転車にハマって91キロあった体重が76キロまで落ちた、と答えた。
そうしたことからMさんと話する時に自転車の話をすることが出てきた。
筆者も前の仕事でママチャリで東京の東部(墨田・江東・江戸川・葛飾)を移動していたから(筆者の場合はプライベートではなく仕事で)、東京の自転車事情というのは体感している。
しかしこの仕事をやって思ったのが「東京ほど自転車に優しくない街はないっ!」ということである。
この科白(セリフ)は安田剛士の名作自転車漫画「OVER DRIVE」で主人公のチームの主力選手で、主人公が片想いしている女の子の兄である深澤遥輔の言葉である。
筆者はプライベートで自転車を漕ぐことはないが、今巷の自転車愛好家は自慢の愛車を飛ばすのに苦労しているのである。
このブログの読者には地方の人も多いだろうから補足説明するが、東京というのはヒト・モノ・カネと色々なモノが集中するので魅力的に見えるかもしれないが、道路の路地とか道幅など集中しなくてもよいモノまで集中している、自転車乗りとしては困った街でもある。
最近自転車通行の罰則が強化されつつあるが、本当に自転車に優しくないのである。②でそれを詳しく説明する。