筆者は基本的にこのブログで誰かや何かを否定するようなことを出来るだけ書かないようにしている。

ネットで匿名で誰かを批判するだけの人間のように落ちぶれたくはないし、否定だけして何も生み出せない価値の無いじいさんにもなりたくない。

しかし、今回はそのことを踏まえた上で、少し否定的というかやや批判めいたことを書きたい。

最近は生まれてくる子供に小さい頃から何かしらのスポーツをさせようとする親御さんは多いように見える。

紙媒体やネットメディアもそうした親御さん向けの情報発信をして利潤を稼ぐところも多い。

別にそうしたことで利潤を稼ぐこと自体が悪いとは筆者は全く思わない。的確なアドバイスをその親御さんに出来ていればそれはそれで良いと思う。

ただ、最近の子供のサッカーの情報に対して多い言葉に「サッカー選手は次男が多いから、子供にサッカーをやらせるなら次男が有利!」という言葉である。

こうした言葉を発信している人間に悪意は無いのだろうが、愛情と想像力が欠けた発言である。

その言葉通りに考えれば、今のサッカーやっている子供で長男の子供は、サッカー選手にはなれないからサッカーを辞めた方が良いのか?という話である。

長男のサッカー人生は次男のサッカー選手としてのサクセスストーリーの為の生け贄(いけにえ)なのか?

否っ‼︎違うはずだ。長男のサッカー人生も次男のそれと等しく価値がある。第一、筆者は三男だがアスリートとしては何一つ成功していない。卑屈になって絡みづらくなりなくないが、「弟=スポーツエリート」ではないのは身をもって知っている。

「長男はデータ上で不利な要素もあるが、諦めなければチャンスはある。結局は成功するかどうかは本人次第だ」といった長男のサッカー小僧に対する配慮のある発言が無いのが気になる。

今の時代、パソコンやネットでデータや情報でいくらでも確率が高い選択が出来る時代だ。しかし確率は所詮確率。結局サッカーで次男坊だからといって皆が成功する訳でもなく、長男でも成功する人もいる。②では具体例を挙げてそのことを述べたい。