今回のテーマもあまりスポーツとお金の話にリンクするテーマではないが、少し気になったことなので書いておきたい。

スポーツもそうだし歌や(最近筆者のブログにもちょくちょく出るが)バレエの発表会もそうだし、学校の試験も当てはまるが、よくいわゆる「本番」というモノの前にその場に臨む者たちは皆「頑張ります!」と自分が結果を出す為にこの言葉を使う。

それはアマチュアの世界の人間のみならずプロの世界の現場に立つ人間もこの言葉を多用する。

しかし、よくよく考えてみると不思議というかおかしな話でもある。確かに百歩譲って、全力を出し尽くしてベストを発揮出来れば良いアマチュアはともかく、プロは試合結果もどうしても求められてしまう世界だ。

しかし筆者はプロは結果も求められる世界だが、それと同じくらい試合で勝つ為のプロセス(過程)も重要だと、このブログでしつこいくらい再三再四述べてきた。

試合に勝つ為のプロセスというのは言葉を変えれば、試合を組み立てて自分のペースで有利に立てて結果を出す為の具体的なゲームプランでもある。

試合というのは球技でも格闘技でも基本的に水物である。どうなるかはわからない。(アウトドアスポーツならそこに試合当日の天候という要素も加味される)。

しかしだからこそ、そうしたどうなるかわからないモノがあるからこそ、自分の有利に戦う為の方策が試合に勝つ為には重要になる。

ここで長くなった話を元に戻すが、最初の「頑張ります」という言葉には具体的に何をどう頑張って結果を出すかがわからないのである。〈②に続く〉