①では往年の名作漫画から本来スポーツ選手が持つべきメンタリティーを説明したが、それは実際の世界のスポーツでも同様だ。

先日紹介したバレーボールの本で高校日本一の監督がこんなことを言った。

「全国大会優勝を目指して、ようやく県大会ベスト4になれる。サッカーのドーハの悲劇の時に、なぜ当時の日本代表はW杯出場しか目指さなかったのか?あの時W杯でも1勝するのを目指していたら結果は変わっていたのに」とあった。

当時の常識ではW杯に出場するというのは夢のまた夢だったので結果論なのだが、しかしアスリートに必要なメンタリティーの本質という意味では真実である。

甲子園とかでも同様だが、強豪校は全国優勝を目指しているからベスト8で力尽きる事が可能だ。

今筆者の応援するJ2ジェフ千葉もJ2優勝を目標にするのではなく、J1賞金圏内を狙うくらいでないと昇格は厳しい。

アスリートにも色々と種類が分かれるが、その選手が目立った実績のない何も持っていないような凡庸の能力ならまた別の目標の立て方があるが(それはまたいずれ書きたい)、ガチで結果を残したいチームはアスリートの場合は目標設定というのは、本来の目標より気持ち高めが必要かもしれない。