先日バレエのブログを書いた時に「バレエの発表会のチケットも手売りだ」と言う話をしたが、今回のブログは(スポーツだけと言う訳ではないが)チケットをどう売るか?と言う問題を捉えてみたい。

バレエの漫画の場合どれでもそうだが、基本的に発表会のチケットと言うのは手売りであった。そりゃ海外のバレエカンパニーや国内の有名バレエ団の様なところだとぴあの様なプレイガイドでチケットを扱ってくれるだろうが、一般のバレエ教室の場合はチケットは手売りが基本だろう。

バレエのチケットで印象的だったのは、昔のバレエ漫画で2人姉妹がバレエをやっていて、バレエの発表会に姉だけ発表できて妹は発表出来ないと言う事があった。

この時妹は自分の才能や努力が足りないので発表会に参加出来ないのだと落ち込んでいたが、妹が出場出来ないのは別の理由があった。

その姉妹はまだ子供でチケットを捌く(さばく)のは親の仕事だったのだが、その姉妹の親は相当チケットを捌いたが、最終的にチケットを捌いた量では姉の分しか捌けなかったのだ。

つまりバレエの発表会というのはダンサーが捌いたチケットの枚数で発表会に参加出来る人数が決まっていたが、2人分は捌けなかったのであった。

この時その姉妹の親は「(1人分しか参加出来なかったのは)むしろ主催者側の温情だった」と言っていた。

バレエと言う競技(スポーツではないが)もチケットを捌くと言う舞台の上の優雅で純粋な舞の世界の中で、いわば「オトナ」の事情と言うモノもある世界だったのだ。〈②に続く〉