さて①の続きだか、ここ何年かネット長者がその潤沢すぎる資金を投入して、自分の球団を所有するケースが多いが、今回のタイトルにある「返還された25億円」というのはこの中にある費用の事である。
どういう人(会社)でもそうだが、プロ野球に加入するには単にお金を持っているだけでは駄目で、プロ野球機構やオーナー会議でのヒアリングも必要だし、「社団法人 日本野球機構」への加入も必要である。
この日本野球機構へ新規加入する時に必要なお金が30億円(‼︎)だ。
この加入時に必要なお金の内訳として①保証金(25億円)+②野球振興協力金(4億円)+③加入手数料(1億円)=30億円となる。
今回のブログ記事のタイトルにある「返還された25億円」というのは、上の①の保証金の事なのだ。この保証金はプロ野球球団を10年保有していたら、機構から返還されるシステムなのである。
この保証金という制度は一時期あった数年で球団経営から撤退する企業に対して、ちゃんと長期の球団経営をする覚悟と運営ビジョンがあるのか?というのを加入側に問いただす意味もある。
そして余談だが、2011年にTBSがベイスターズの球団経営から撤退し、モバイルゲーム大手のDeNAに球団を譲渡したが、TBSは結局ベイスターズを9年保有していた。
あと1年我慢すれば機構から25億円返還されるのに、その1年が我慢できなかった。それだけ球団経営が厳しいのと、今の日本のテレビ局というブランド力が失墜している証拠である。
一方で楽天イーグルスは大震災の被害も甚大だったにも関わらず、機構が与えた10年というミッションをクリアして25億円が今年返還される。
楽天という球団はもちろんこれからだが、2013年のマー君の活躍で日本を熱狂させた、あの大興奮をもう一度見たい。