ここ何日か高校野球ネタが続いているので折角だからもう少しこの話題について考えてみたい。
このところ高校野球の事を色々述べているが、炎天下でのプレーや高校生投手の酷使、それによる私立野球部の中学生選手へのスカウティングやそれによる私立vs公立の著しい戦力格差の問題。
ある意味日本最古のスポーツビジネスの1つである高校野球と言う世界も、21世紀も大分経った今大きな岐路に立たされている。
前にも述べたように高校野球と言う競技は「バトルスタディーズ」の檜や狩野ではないが、選手のバーターや色々なお金が動く魑魅魍魎(ちみもうりょう)がいる陰の部分と懸命なプレーで汗を流す溌剌(はつらつ)とした感動がある陽の部分を併せ持った世界である。
特に今年(2015年)は高校野球が始まって100周年と言ういわば節目の年だが、今まで述べたタイブレークのような問題も含めて高野連や関係者・高校野球OBやプロ野球関係者やファンなどもっと意見を戦わせる必要がある。
なのに高校野球は今ある現状に対して、特に議論されている様子もない。このことについて日本球界は一部の特権的野球エリートに問題を丸投げするのではなく(そのくせ出されたことについて「お上は下々の気持ちを理解しない」と言う末端にも問題がある)、どういう立場でも野球を愛する人、いわば野球人は球児について考えを深める必要がある。〈②に続く〉