①②ではクリケットの背景やルール説明だけで終わったが、それでは③で実際に試合をした感想を述べたい。
②で説明した通りクリケットはボウラー(投手)vsバッツマン(打者)の戦いであるが、野球の場合投手はマウンドにあるプレートから足を放して投げるとボーク(反則)だが、ボウラーは助走をつけてから投げるのが基本だ。
筆者もプレーしたが筆者はスポーツは基本的に全て左利きなのだが、左投手の場合左打者の戦いだと、打者が的になってその的を擦る(こする)ように投げるとウィケットに向けてうまく投げられる。
しかし右打者になると左打者の時にあった的がなくなって、途端に制球を乱して暴投ばかりになる(暴投は失点1)。
また野球の場合投手は腕をしならせて投げるのが普通なのに対し、クリケットのボウラーはしならせて投げるのは反則投球になり、肘を真っ直ぐ伸ばして助走をつけて体の反動を使うのと手首のスナップを効かせて「水車の車輪になったつもり(職員談)」で投げるのが基本である。
一方バッツマンもやってみたが、野球の場合打者は基本的に胸から腹くらいの高さのところへ打つのに対して、クリケットはワンバウンドしたボールを打つので、地面に対してバットを垂直に振るようなスウィングをするのがほとんどだ。
実際にプレーして個人的にはバッツマンよりボウラーの方が面白かった。興味を持った方は協会のHPで講習会の申し込みが出来るのでそちらをどうぞ。〈④に続く〉