そんなこんなでセパタクローのルール説明を①で見たが、②では具体的に日本のセパタクローの大会内容について詳しく掘り下げていきたい。

パンフレットを見て思ったが、この大会に出場している選手達の大半は大学のサークルが主流だった。

その中でも錦糸町が会場とあって日帰りが出来るチームの参加が大半だったが、少数だが大阪の社会人チームもいたし遠方からだと鹿児島や函館(!)からのチームもいたのは驚いた。

先述に大学のサークルが主流だから女子チームのメンバーは当然女子大生。パンフレットのカラーでの顔写真を見るとお肌ツヤツヤで女子力の高い女子大生が想像以上にいた。なので筆者は試合の合間にそのパンフレットを見て女子チェックにうつつを抜かしていた(←何しに行った)。

それはさておき真面目に試合観戦もちゃんしていたが(そっちがメイン!)、選手は皆足でボールを操っているのにちゃんとラリーが続いて試合そのものが成立していた。

サッカーではなかなかお目にかかれないオーバーヘッドもあったし、足でボールを操る以上手でボールを操作する競技に比べて不確定要素が強いはずなのに、どの選手もしっかりレシーブやトスと言ったバレーボール的な要素のプレーを足で普通にこなしていてびっくりだった(サッカー経験者が多いのかも)。感覚とすれば3人でボールを回すリフティングをやっているのをイメージすれば分かり易いか?

ただ筆者が見たのは2日目で、前日の予選を勝ち抜いて選別された優秀な選手が残っていたというのも影響していたのかもしれない。

日本のアマチュアが主流の大会でさえこれだけやれるのだったら、本場タイのプロリーグはどうなんだという話である。

この大会を見ていて感じたことだが、試合に負けたチームの選手達も負けても笑って和気藹々(わきあいあい)としていたところが印象的だった。

セパタクローに限らず選手達の競技に対する価値観はその選手個人のモノだから筆者がどうこう言う気は無いが、悲愴感がほとんどなかった表情を見てこの大会は日本代表の選考会も兼ねていると言っていたが、雰囲気としては大学のサークルで作ったチームの大会と言った感覚だった。

こうしてセパタクロー観戦について色々述べたが、普段見る機会の無いスポーツを見られたのは筆者個人としてもブログとしても有意義だった。