筆者もいい年齢になって自分より下の世代のことについて、よく考えさせられるようになった。

よく思うのが子供に対する教育である。日本は周知の通り教育に対する意識が儒教文化の影響からか、かなり高い国である。

それは学校の勉強のみならずいわゆる習い事という分野でも同様だ。

しかし筆者が見ていると学校の勉強もそうだが習い事への投資という分野が、経済学で言う「埋没費用(無駄銭になった投資)」というパターンも多い。

このブログは教育のブログではないから習い事中心に話を進めるが、親の強い思い入れで子供に習い事をさせるケースがよくあるが、最近はそれが空回りしている感がある。

これに限って言えば少年スポーツという枠のみならずヴァイオリンやピアノ・絵画のような文化系の習い事も同様だ。

よそ様の家の教育方針に部外者の筆者がどうこう言えた立場でもないしまた言っても聞かないだろうが、学校の教育やお受験でも同じことを感じるが、今の子供の習い事は周囲の教育をビジネスと捉えている人間が、30代40代の若くて真面目な(だが育児の経験値がない)母親の不安を煽っているように見える。

しかし習い事をするのは母親ではなくその子供である。今の習い事には本質的な部分が抜け落ちているように見える。〈②に続く〉