〈①からの続き〉今日本で胎動しているバスケの新リーグでアリーナ(サッカーでいうスタジアム)の問題だが、この問題について筆者としての持論を述べたい。

そもそも今のバスケリーグに5000人規模のアリーナがどこまで必要かという話である。

川淵が自分の肝いりで始めたJリーグというのは昇格する為には様々な厳しい基準をクリアしなければならないリーグだ。

Jリーグにはクラブの財政をクリアしなければ下部リーグに降格するクリアライセンス制度もそうだが、J3、J2、J1とカテゴリー毎にスタジアム基準というモノがある。

2014年は成績は良かったもののこのスタジアム基準をクリアしていない為に、プレーオフに出場できなかったJ2ギラヴァンツ北九州のようなクラブもある。

しかし一方でJ2中位クラスのチームにはこの厳しいスタジアム基準をクリアしても、観客動員数が3000~4000人というクラブも珍しくない。

J2のスタジアム基準というのは10000人以上の入場が可能な収容基準を求めているのに、ホームの試合でも空席が目立つスタジアムも珍しくない。

松本山雅のような例外を除いてどこのサッカークラブも集客は頭の痛い問題だ。サッカーがまだ解決していない問題をどうやってバスケが克服するという話だ。

筆者(独眼鉄)の地元錦糸町の墨田区体育館は立地も錦糸町駅徒歩3分とかなり良いし、収容人数は2000~3000人ぐらいだが会場内は見易く音の反響も良かった。

先日見に行ったフットサルのFリーグでも入場者数は1842人だったが、会場の雰囲気は決して悪いモノではなかった。

川淵がこのブログを読むことはないだろうが、収容人数の多いアリーナにこだわるのではなく、近隣住民が気軽に通いやすい金額のチケット設定(新アリーナ建設には金がかかる)の方が重要である。

このブログは読んでないだろうが、そのことだけは言っておきたい。