少し前の話だが、今年の1月にアジアアイスホッケーリーグを見に行った。現在首都圏にホームリンクを持つチームはないので、東京のアイスホッケーファンが試合を見る機会は限られている。だいたい見られるのは北海道のチームと韓国チームが対戦する日韓戦だ。

東京という街は雪国ではないがそれなりの人口がある街なので、スケートリンクはある。

しかし東京は名古屋や仙台のようなアイスホッケーというよりフィギュアスケートの方が盛んなところである。

もともとアイスホッケーは北日本でしかやられてなく首都圏でリンクがある高校も埼玉栄など限られている。

そんなアイスホッケーという競技はスポーツというスポーツ、娯楽という娯楽が密集している東京ではかなりのマイノリティーな街である。

当然西武鉄道などが撤退した後の首都圏のアイスホッケーというのは(失礼ながら)あまり注目されていない存在だ。

…しかし…

筆者がこの日東伏見のダイドードリンコで見かけたあるアラサーの女の子に目が奪われた。

別にその娘に恋をした訳ではない。しかしその娘が自分にとって崇高な存在に見えた。

その娘は(出場していた)日本製紙クレインズのユニフォームに沢山のアイスホッケーのピンバッジをつけていた。

筆者はその娘をAKB48のように女性として偶像崇拝する気はない。だがこの娘のアイスホッケーに対する、クレインズに対するアツいアツすぎる想いに感動した。〈②に続く〉