このブログを昔から読んでいる人は知っているかもしれないが、このブログは以前はスポーツビジネスに特化したブログでは無く雇用や社会問題、漫画論のことも書いていた。

ブログの方向性の問題で今はこのテーマについて書いてないが、今でも社会問題についてはよく考えるテーマだ。

そんな昨今によく考えるのは「大学の授業料(教育費)」の問題である。

今の時代子供1人育てるのに2000万円必要だと言われるが筆者はこのコスト試算に対して疑問を感じる。

例えば筆者が見るボクシングで何のタイトルも懸かっていない無名の試合で5000~6000円かかるとする。

チケットを買う客サイドとしては「どうしてこんなに高額なんだ⁇」と強い疑問を感じる。それが真っ当な思考だ。

しかし関係者に聞いたら「ボクシングの試合では興行のコストにこれだけ必要なんだ。だからこのチケット代なのだ」と答えた。

しかしお客さんとしてはそんなつまらない興行サイドの都合など知ったことではない。それより安くて楽しい他の娯楽のチケットがあればそちらに流れるのが自然の摂理だ。

かくしてボクシングのチケットは売れなくなり、困った関係者は売れないチケットをなんとかする為にチケット代を高額にするという愚行に走る始末である。

ボクシングのチケットが売れないのも日本の少子化が爆発的なスピードで加速するのも仕組みとしては全く同じだ。〈②に続く〉