前回筆者はプロバスケットリーグのbjリーグを見にいったが、今回プロバスケの試合を見てバスケットというコンテンツの魅力と可能性について考えてみた。

筆者のようなアラフォー(1978年生まれ)にとって見れば今の若い世代にはわからないかもしれないが、バスケットとサッカーという2つの競技の人気は昔は拮抗していたか、下手をすればバスケットの方が人気があった時期もある。

1990年に少年ジャンプで連載開始した伝説のバスケット漫画「SLAM DUNK」と1992年のバルセロナ五輪の時の当時のNBAのスーパースターが揃ったバスケット米国代表。

この2つの激流のようなブームが日本に襲来した時、当時中学生だった筆者は「これからはバスケットの時代だ!」と感じたモノだった。

事実筆者のいた中学ではクラスメートは皆バスケ部に入部し、サッカー部は存在すらしていなかった。

…しかし…

そのブームも長く続かず、いつしかその熱狂は1995年の野茂英雄のメジャー挑戦や1997年のジョホールバルの歓喜にとって変わられた。

その上海外で加速するプロバスケリーグに対し、日本では遅々としてプロ化が進まず2005年に既存のリーグから脱退する形で、日本初のプロバスケットリーグ「bjリーグ」がスタートした。

しかし国内の2リーグ制といういびつな形はファンには支持されず、2014年のFIBAの日本バスケット界への制裁措置へと発展した。〈②に続く〉