今の時代はサッカースパイクというのはスポーツビジネスの世界でもかなり重要なツールだ。

以前筆者もこのブログで本田圭佑が高校からずっとミズノのスパイクを使っていることを紹介したことがあるが、野球でもほかの屋外スポーツでもそうだがスポーツビジネスの世界にとって靴は切っても切れない関係にある。

サッカーというスポーツが発明され、ヨーロッパから南米や他の世界にも普及するようになって世界中がこの球技に熱狂するようになると、サッカー用品の重要性にも気付くようになった。

前にもこのブログでサッカー日本代表が1998年フランスW杯に出場するずっと前の1982年スペイン大会で、日本の野田鶴声社のホイッスルが「デビュー」した話をしたが、それよりも遥か前にサッカー用品のニーズを察知していた靴職人がドイツにいた。

それはあの有名なアディダスである。もともとドイツの小さな町の家族経営の製靴工場にすぎなかったアディダスだが、サッカーという競技がビジネスになり莫大な利益を現金化できるということに気付いて、当時誰も興味なかったサッカースパイクの開発で大成功することになる。〈②に続く〉