筆者は今このブログを世界戦の会場で書いているが、この世界に足を突っ込み末席を汚し続けて早20年。思うところがあってブログを書いてみた。

今までのボクシング界というところは例えて言えば高校生にとってのクラスメートのような存在であった。

どういうことかと言えば、高校生にとっての学校のクラスメートというのはいわば「絶対仲良くしていないとこの世界(学校のクラス)から孤立する」という危機感が常にあった。

…しかし…

ある高校生がクラスメートや部活以外に楽しい仲間が出来てしまうとクラスメート枠を必死こいてキープする必要がなくなるのである。

その為学校枠以外の楽しいモノが出来ると学校が空虚に見えてしまう。

ここで話を戻すが今までのボクシングというのは学校のクラスみたいなモノだ。

しかし今の筆者にはJリーグや大相撲のような「学校のクラスメート以外の仲間」が沢山出来ていって、クラスメート(ボクシング)の存在がどうでもよくなっているのだ。

翻ってみると今後楽園ホールのボクシング興行でチケットが全然売れていない。

それは今のボクシングファンが皆「学校枠以外の仲間」をそれぞれ作っているからなのではないか?〈②に続く〉