前回テニスを見に行ったから言う訳ではないが、今世界のスポーツ界の中で「ウィンブルドン現象」が乱立している。

ウィンブルドン現象とは元は勿論テニスから来た言葉であるが、テニスという競技がイギリスやヨーロッパ周辺の狭い国での世界の競技から、国際化が急速に進み世界中でテニスプレーヤーが急増することによって、本家のイギリスの選手がウィンブルドンで勝てなくなったという、その競技の国際化から発祥国が勝てなくなった現象のことを指す。

それはテニスという競技に留まらず世界で最も愛されているスポーツであるサッカーも発祥国のイングランドはもう半世紀以上W杯で優勝出来なくなっているのは広く知られていることである。

それはイギリス発祥の競技に留まらず野球も発祥国のアメリカは未だにWBCで優勝経験はないし、日本の国技である相撲も周知の通り外国人天国の状態で、日本出身力士はもう8年以上優勝できていないのである。

ここで相撲も挙げて見た訳であるが、テニスの世界で言うウィンブルドン現象というのが角界(相撲界)にも同様の現象として起こった訳だが、角界のウィンブルドン現象というのは本当に日本の相撲という世界を駄目にしたのかという話である<②に続く>