こうして筆者はフェドカップを観戦しに行ったが、このブログを読んでいるテニス愛好家の方には悪いが「ハズレ」の印象は否めなかった。

会場に入っても熱気は全くなく人影もまばら。物販コーナーも馬鹿高いテニスウェアが陳列されているだけで、売り子の男性は自分のスマホをいじっている始末であった。

テレビのテニス中継で試合中は音を出してはいけないので静寂の中で試合を見るのは構わないが、筆者のようなテニスのド素人には全くの放置プレーで、出場している選手がプロの世界でどのくらいなのか、この大会が日本のテニス界の中でどういう立ち位置なのか?全く解らなかった。

筆者は別にテニスの世界が憎くて悪く言っているのではない。ただ日本のテニス協会というのは国内のテニスという文化を盛り上げる意志が本当にあるのか?という疑問を感じてしまう。

国内のプロスポーツを盛り上げるという意味では、今日見たテニスの国別対抗戦(フェドカップ)より今年の初めに錦糸町の体育館で見たフウガドールすみだのフットサルの試合の方がまだ盛り上がりがあった(この試合は1824人入っていたし…)。

しかしこの日のフェドカップは2000人入っていたか?筆者のような錦織人気をきっかけにテニスを見ようとしてる人をこういう興行のやり方では皆一見の客を逃してしまう。

筆者はテニスというメジャーな競技のポテンシャル(潜在能力)を感じているから、この日のフェドカップはなおのこと残念だった。この日のフェドカップは空気の抜けた炭酸水とタコの入っていないタコ焼きで食事をした気分だった。腹が膨れただけで何の感動もなかった。