これまで今の日本のスポーツビジネスにおいてのドラフト制度を考えてみた訳であるが、ここで1つの疑問が湧いてくる。
「なぜサッカーの世界にドラフト制度がないのか?」である。
日本のサッカー界(すなわちJリーグ)にはドラフト制度は存在せず、選手獲得は基本的に自由競争の世界である。
しかし「独眼鉄!ドラフト制度による戦力均衡が重要と言っていたじゃないか!」と突っ込まれそうだが、サッカー界でドラフト制度がないのには理由がある。それを述べたい。
実はサッカー界にもドラフト制度が存在する国はあった。それはお隣韓国のKリーグである。ここで「あった」と過去形にしたのは2015年度をもってこの制度は廃止になったからである。
なぜKリーグではドラフト制度が廃止になったのか?ドラフト制度というシステムがサッカー界ではなぜ馴染まなかったのか?それを考えてみたい。
そもそもドラフト制度というシステムが成立する為に必要な条件として「リーグがある近隣の国に強力なライバルになるリーグが存在しないこと」というのが必要不可欠である。MLB(メジャー)にしても日本のプロ野球にしても、近隣の国にライバルになるリーグが存在しないという意味では一致している。しかしKリーグはそうではないのである。<②に続く>
「なぜサッカーの世界にドラフト制度がないのか?」である。
日本のサッカー界(すなわちJリーグ)にはドラフト制度は存在せず、選手獲得は基本的に自由競争の世界である。
しかし「独眼鉄!ドラフト制度による戦力均衡が重要と言っていたじゃないか!」と突っ込まれそうだが、サッカー界でドラフト制度がないのには理由がある。それを述べたい。
実はサッカー界にもドラフト制度が存在する国はあった。それはお隣韓国のKリーグである。ここで「あった」と過去形にしたのは2015年度をもってこの制度は廃止になったからである。
なぜKリーグではドラフト制度が廃止になったのか?ドラフト制度というシステムがサッカー界ではなぜ馴染まなかったのか?それを考えてみたい。
そもそもドラフト制度というシステムが成立する為に必要な条件として「リーグがある近隣の国に強力なライバルになるリーグが存在しないこと」というのが必要不可欠である。MLB(メジャー)にしても日本のプロ野球にしても、近隣の国にライバルになるリーグが存在しないという意味では一致している。しかしKリーグはそうではないのである。<②に続く>