今回のテーマは個人的な主観であり特にトピックとして何かがある訳ではないが、閑話休題という意味で書いてみた。

さて今月も春場所が始まった訳であるが角界の絶対的な王様である白鵬。先日横綱として大鵬に到達する最多優勝回数になった訳であるが、筆者(独眼鉄)は白鵬に対してある珍しいモノを見たことがある。

それは生で白鵬が負けた取組を三回も見たことがあるのだ。

一回白鵬が負けた取組を見ただけでも激レアなのに本当に筆者は三回見たことがあるのである。それを今回は紹介したい。

最初に白鵬が負けた取組を見たのは2012年の初場所で、相手は当時大関だった鶴竜。この時何日目だったかは忘れたが、立ち会いの時に良い踏み込みを見せた鶴竜が持ち味の腰の強さで、白鵬に土俵を割らせるような形で勝ったのを覚えている。

次に白鵬が負けたシーンを見たのは一年後の2013年の初場所で相手は当時はまだ平幕だった妙義龍であった。

妙義龍も後に番付を最高で関脇まで上げた実力者である。しかし筆者はこの時も白鵬が最終的に力の差を見せるだろうと考えていた。

…ところが…

最初の立ち会いで妙義龍が白鵬の懐に上手く入って、珍しく白鵬の腰が浮いてしまい力を入れづらくなった白鵬が土俵を割って押しだしで妙義龍の勝ちとなった。<②に続く>