スポーツの現金化 (その293・噛ませ犬の成り上がり①)

筆者(独眼鉄)もこういうブログを書くようになって結構長い期間が経つようになったが、スポーツというのは当たり前だが勝つ為にやっている。

「そんなこと当然だろう。独眼鉄」と突っ込みが入りそうだが、スポーツという世界はある意味一筋縄ではいかない難しい世界なのだ。

筆者は長年ボクシングという特殊な競技に身を置いているが、この競技は対戦相手を(程度にもよるが)選択できる要素があるかなり変わった種目である。

その為大手ジムの選手が東南アジアの無名選手や国内の地方出身の負け越したいわゆる「噛ませ犬」のような選手とばかり戦っているボクサー(とそのジム会長)は今の時代ネットで叩かれるのがオチである。

その一方で噛ませ犬と呼ばれたボクサーが稀にではあるが、噛みつき返すことに成功することもある。

来月東洋タイトルに挑戦する岡崎祐也と言うボクサーがいる。このボクサーも最初は噛ませ犬だった。

2013年の12月に岡崎は初めて聖地後楽園ホールに来た。東京の名門ジムの日本ランカーとのノンタイトルの試合で、周囲の大方の興味は「どちらかが勝つか？」ではなく「岡崎が何ラウンドまで持つか？」というところであった。