<①からの続き>「お前の家の猫の話なんて知らん!さっさとスポーツの話をしろ!!」と言われそうだが、長い前ふりになったがスポーツの話をしたい。
うちの両親が好きだった高見盛という力士は不思議な力士であった。先の猫の話で言えば、スマートな体つきで引き締まった顔で行動も1つ1つが素早い上にサマになっている。その上血統書付きの猫。そうした猫は相撲で言えば白鵬や朝青龍・日馬富士・鶴竜だろう。こうしたスペックの高い上に血統書付きの猫というのは人気が高い。
しかし高見盛という力士はそうした猫には似ていない。最高位は小結だし負けることも多かったし、握力も40キロしかなかったし、稽古場でも幕下に負けて稽古場横綱ならぬ「稽古場序二段」という有り難くないアダ名もあった。少なくとも白鵬や朝青龍のような力士に必要な絶対的な強さが備わった力士ではなかった。
…しかし…
高見盛という力士はチッチのようにそれほど力士としてのスペックは高くなかったが、とにかく土俵の上で1つ1つ勝つ為の動作が不器用でありながらも、ものすごく健気で一生懸命に見えた。サントリーのBOSSのCMで「この星の力士は誰しも全て勝者になれる訳ではない。しかしこの星には(高見盛のような)愛されるという勝ち方を知った力士もいた」とあったが、高見盛が愛されたのはその不器用ながらも一途な努力のプロセスが、その理由であったのではないか?
今回は私事のネタの上にあまり「現金化」とは関係ない内容になったが、スポーツの世界もスペック重視以外の要素もあったので、こういう話を書いてみた。
うちの両親が好きだった高見盛という力士は不思議な力士であった。先の猫の話で言えば、スマートな体つきで引き締まった顔で行動も1つ1つが素早い上にサマになっている。その上血統書付きの猫。そうした猫は相撲で言えば白鵬や朝青龍・日馬富士・鶴竜だろう。こうしたスペックの高い上に血統書付きの猫というのは人気が高い。
しかし高見盛という力士はそうした猫には似ていない。最高位は小結だし負けることも多かったし、握力も40キロしかなかったし、稽古場でも幕下に負けて稽古場横綱ならぬ「稽古場序二段」という有り難くないアダ名もあった。少なくとも白鵬や朝青龍のような力士に必要な絶対的な強さが備わった力士ではなかった。
…しかし…
高見盛という力士はチッチのようにそれほど力士としてのスペックは高くなかったが、とにかく土俵の上で1つ1つ勝つ為の動作が不器用でありながらも、ものすごく健気で一生懸命に見えた。サントリーのBOSSのCMで「この星の力士は誰しも全て勝者になれる訳ではない。しかしこの星には(高見盛のような)愛されるという勝ち方を知った力士もいた」とあったが、高見盛が愛されたのはその不器用ながらも一途な努力のプロセスが、その理由であったのではないか?
今回は私事のネタの上にあまり「現金化」とは関係ない内容になったが、スポーツの世界もスペック重視以外の要素もあったので、こういう話を書いてみた。