先日このブログでカズこと三浦知良について色々思うところを書いていった訳であるが、このブログを書いていてスポーツの世界で言うベテランの価値について気がついたことがあったので述べていきたい。

カズは先月(2015年2月)に48才になったのだが、カズは別格にしても日本のサッカー選手というのは、年をとると途端に雇い主が減る傾向にある。

以前元日本代表FWの岡野雅行(現J3鳥取GM)が浦和を戦力外になった後、(岡野自身が代理人をつけていなかったこともあるが)再就職先がなかなか決まらなかったことがあった。

スポーツ紙にガセネタを書かれて当時のJ2クラブに敬遠されたこともあったが、それでも色々なクラブが岡野獲得に前向きな態度を取るところもあった。

…しかし…

そうしたクラブでもクラブの社長や強化部が「是非獲りたい」と前向きになっても、経理部が「ちょっと待った!」と横槍が入り、結局交渉は決裂することが多かった。

最終的に岡野は香港のクラブに移籍したのだが、このいきさつを見ていて日本のサッカー界における(もっと言えば日本社会の)選手の雇用情勢に関して大きな矛盾や問題を抱えている。②ではもう少し突っ込んで考えたい。