筆者もここ何年かサッカーに興味を持ち色々な試合を見たり、多くのサッカー本を読むようになったが、もともと日本国内でサッカー王国というのは言わずとしれた静岡県であることは間違いない。

しかし、ここ何年か新しいサッカー王国が日本に出現した。それが茨城県だ。

Jリーグ開幕前は鹿島アントラーズが誕生したばかりで、正直サッカーどころというイメージはなかったが、ここ数年で日本サッカー界における茨城県の存在はどんどん大きくなっているように見える。そうした状況で茨城の何が凄いのかを考えたい。

茨城県でサッカーと言えば当たり前だが鹿島アントラーズである。今更こんなブログで言うまでもなく、茨城をサッカーどころにしたのはやはりアントラーズだ。

ただ知られた話だがJリーグ前の鹿島は住友金属サッカー部が母体となったクラブで、当時の住友はJSL(日本リーグ)で2部をうろうろしていたチームで強豪ではなかった。

しかしブラジルの英雄ジーコが鹿島に加入し、鹿島の若手に生き馬の目を抜くブラジルのプロサッカーで「カップラーメンを食べるな」「試合前日は酒を控えろ」と言った強烈はプロ意識を注入し、鹿島は常勝軍団に変貌した。

Jリーグが発足して20年が経つが、磐田やジェフ・東京Vと言った一時代を築いたクラブが2部落ちしている中で、鹿島だけはコンスタントに毎年J1で優勝争いに絡んでいる。

それでは茨城の他のチームも見てみよう。<②に続く>