スポーツの現金化 (その266・理想の部員数とチームの在り方②)

<①からの続き>こうして学校スポーツの理想の部員数について考えている訳だが、理想の部員数とはいかほどの人数なのか？

やはり理想の部員数というのは1チームで収まる人数に抑えた方が良いということである。

というより以前このブログでも言ったことだが、名門校のようなチームなら入部テストをして人数制限するのも良いが、巨大化して5軍まで作る代わりに5軍でも公式戦の出場機会を与える仕組みを作るのも真剣に考えるべきだ。

大学サッカーでも名門流通経済大学も5軍まであるが1軍が関東大学サッカーに所属する一方で3軍の流経大ドラゴンズ龍ヶ崎はJFL(日本4部リーグ)で出場機会を得ている。

スポーツ選手というのは出場機会があってナンボの世界である。責任を取るのに腰が引けている日本のスポーツ関係者が「前例がない」という逃げ口上で選手人口を増やさないのは、以前サッカーでセルジオ越後も言っていたが、「大勢の部員を抱えるチームにも出場機会を与えないのは、サッカー協会が儲かるだけで真のサッカー大国にはなれない」とあったが、強豪校が入部テストをして人数制限するのは良いが、大所帯になったチームでも出場機会を与えることはスポーツ文化の発展にもかなり重要だ。理想の部員数というのも競技によるがチームの在り方というのも考えていくべきだ。