<①からの続き>さあ会場について試合観戦となったが、墨田区総合体育館は建設されたのが最近なのか清潔で見易い構造になっていた。

ホームのフウガドールすみだ(フウガドールとは綴りは違うがスペイン語で「スポーツ選手(player)」という意味) は勿論のこと、下位に甘んじているヴォスクオーレ仙台にも少数ながら熱心なアツいサポーター集団がいた。また仙台にはベガルタ仙台で長年7番を着けてプレーしていたレジェンド千葉直樹もいた。

そんな中キックオフだがすみだがポゼッションで試合の支配率を高めるのに対し、仙台は迎撃してカウンターと言った展開。しかしサッカーのピッチに比べて狭くて選手の数も少ない分、サッカーのプレーより1人当たりの負担も高いし攻守の切り替えも早い。

足下の技術や球際の強さですみだの方が一枚上で(球際の強さならすみだはJ2下位のチームより強く見えた)、巧みなパスワークで格下の仙台を圧倒。あっという間に前半だけで2得点を取った。

後半も足下の技術で上回るすみだがホームの観衆を背にゴールラッシュ。フリーキックからの弾丸シュートを含め最終的に5-1で仙台を一蹴した。

会場は清潔だったしハーフタイム中にもダンスショーもあり、Fリーグも発展途上ながら潜在能力のあるコンテンツのように見えた。しかしスタッフの運営能力やチケットの販売方法など課題があるのも事実である。

とはいえ地元のフットサルチームの面白さがわかっただけでも儲けモノである。近いしまた来ようと思った。