今回センセーショナルなタイトルをこのブログで書いているが今日は野球編である。

今でこそ日本球界も当たり前のようにメジャーに選手を輩出し(というより今のメジャーは日本人抜きではやっていけない)、WBCでも2連覇を達成し押しも押されぬ野球大国になったが、昔のプロ野球経営というのはこういうのは何だが、非常にお粗末なモノであった。

今回のブログで一番リンクする話では、昔阪神に在籍していた天才左腕投手・江夏豊が移籍後セ・リーグの試合で好投を続けていた。

その年のストーブリーグで江夏が阪神のオーナーや球団社長から聞いた言葉が唖然とするモノであった。

「江夏君。あまり頑張らなくていいよ。優勝なんてしなくていいから。優勝なんかしたら選手の年俸を大幅に上げなくてはならない。そんなのは嫌だから巨人が優勝してウチ(阪神)は2位がちょうどいいんだ」とのたまった。

少し前にあったスーパーコンピュータの事業仕分けの時に「2位ではいけないのか?」という言葉があったが、生き馬の目を抜く研究者の世界では全員がトップを目指すから1位と2位3位という順位が出るのであって、最初から2位を目指していたら10位にすらなれないのである。

野球の世界でも同じで、球団社長や編成がしっかり良い選手を獲って遮二無二1位を目指すから、結果的にAクラスにかろうじて入れるのである。

筆者(独眼鉄)は阪神ファンではないので、阪神を否定するのは心苦しいがこの言葉を知った時は怒りに満ちた。<②に続く>