さてこれまで筆者は東京にビッグクラブを作る為に色々必要なモノを言ってきた訳であるが、ここで東京という街での利点ということについて考えてみたい。

東京という街の利点。それはアジアNo.1の大都市であり、東京でしか出来ないモノがあるという事である。

東京という街アドバンテージとは?それは世界最高峰の医療機関が揃っているという事である。

この場合2つの意味で医療機関を使う事が考えられる。1つは選手自身の怪我のケア。もう1つは選手の家族の健康のケアである。

選手の家族に対する健康のケアというのは、ある意味人様のご不幸にも絡んでくる話なのでデリケートな話題でもあるが、まず選手自身の怪我の怪我というのは、サッカーに限らず超一流のスポーツ選手というのは、体に対するケアやクールダウンというのも人一倍やるが、それでもどこかしら怪我が出てくるモノである。

アスリートの資本である己の体を蝕む「勤続」疲労。この体を東京というアジアNo.1の医療機関が揃う街で徹底的に怪我に対するケアを出来る環境を作るのである。

特に国内外問わず世界的な超一流のベテランが怪我に対する完璧なケアが出来るようになれば、そのベテランもクラブを恩を感じ、自分の高いプロ意識を選手に伝える。そうすることでその東京のビッグクラブの若手選手達も精神的にも急激に成長する。プロのエッセンスを若い選手に注入させる為にベテランを呼ぶ。その為にその東京のビッグクラブは完璧な医療体制を準備することが、東京にしか出来ない大きなアドバンテージとなるのである。<⑧に続く>